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喜劇 にっぽんのお婆あちゃん : ウィキペディア日本語版 | 喜劇 にっぽんのお婆あちゃん[きげき にっぽんのおばあちゃん]
『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』(きげき にっぽんのおばあちゃん)は、1962年(昭和37年)1月3日公開の日本映画である。M.I.I.プロダクション製作、松竹配給。監督は今井正。モノクロ、シネマスコープ、95分。 当時はあまり自覚のなかった高齢化問題を取り上げた社会派喜劇。主演の北林谷栄、ミヤコ蝶々を始め、老婆・老爺役で知られる名優たちが総出演している。製作のM.I.I.プロダクションは本作のために設立され、名前は設立者の今井、市川喜一、水木洋子の3人の頭文字から取っている〔生誕百年 映画監督 今井正(1)「にっぽんのお婆ぁちゃん」 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年6月14日閲覧〕。宣伝用資料・ポスター等でのタイトルは『喜劇・にっぽんのお婆あちゃん』で、主演はミヤコ蝶々・北林谷栄の順となっているが、本編のタイトルクレジットには『喜劇』は付かず『にっぽんのお婆あちゃん』となっており、主演も北林谷栄・ミヤコ蝶々と、宣伝資料とは逆になっている。第36回キネマ旬報ベスト・テン第9位。 == あらすじ == 浅草仲見世のレコード屋の店先で橋幸夫のレコードに耳を傾けるふたりの老婆、くみとサト。互いに孝行息子を持つ楽隠居を装ってはいるが、くみは老人ホームを抜け出してきたところだし、サトは同居する息子夫婦との折り合いが悪く家出してきた身である。意気投合したふたりは化粧品セールスマンの田口や親切な鶏めし屋の女店員昭子らとの交流を持ちつつ、行く当てもないまま浅草の街を彷徨する。一方その頃、くみが抜け出してきた老人ホームの福寿園では、くみの失踪の原因をめぐって入居老人たちや職員たちの間で一悶着おきていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「喜劇 にっぽんのお婆あちゃん」の詳細全文を読む
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